2017.06.27更新

肝斑特有の原因と発生するメカニズム

肝斑は30代から40代の女性に多く見られるしみの一種です。
一般的なシミとは違うメカニズムで発症すると考えられており、普通のシミ対策で改善が認められない場合は、肝斑という可能性があるでしょう。

肝斑は30代から40代の女性に特有のものと言う事ができ、50代後半ではほとんど発症しなくなります。
高齢者で見られる事はまずありません。
主な原因は女性ホルモンのバランスの乱れであるとされています。
更年期障害に差し掛かった方や、ピルを服用している方によく発症し、妊娠出産を機に現れて出産後もなかなか改善しないといったケースもあります。
妊娠後2~3か月ほどで発症することが多いようです。

何らかの原因によって様々なホルモンを分泌する視床下部が影響を受けると、シミをつくりやすくするホルモンが過剰に分泌されることがあります。
女性ホルモンのバランスが乱れることが視床下部に影響を与える原因となるのです。

肝斑を予防するためにはホルモンバランスを正常に保つことが大切です。
女性ホルモンに多大な影響を与えるピルは避けた方が無難です。
ピルには色々な種類がありますが、現在よく使われている低用量ピルは女性ホルモンの一種・卵黄ホルモンを月経の前から投与することで妊娠しているような状態にする作用があります。
ピルはどれも女性ホルモン量に直接作用するため体本来のホルモンバランスに乱れを生みやすくなります。

妊娠中は女性ホルモンが通常より活発に分泌されて妊娠状態を保とうとします。
また更年期障害では女性ホルモンの分泌が急激に減ります。
これらの状態も同じく通常のホルモンバランスを乱す一因となるのです。

また30代から40代という時期は。
女性にとって育児や仕事などに追われストレスの溜まりやすい時期と言うことも出来ます。
女性ホルモンのバランスはストレスが原因となる事もよくあります。
何かと変化の起きやすい激動の時期ではありますが、出来るだけ上手にストレスを発散できるように心がけたいものです。

肝斑は閉経と共に薄くなったり消える?

肝斑は女性ホルモンが原因で発症すると考えられていますが、閉経と共に薄くなったり消えることが知られています。
閉経は卵巣の中の卵胞が殆どなくなる事によって起こります。
女性が生まれたとき持っている原始卵胞は200万個ほどですが、以降は増えることは無く、毎月の生理によって減少を続けます。
これがほぼなくなった時が閉経となるのです。
閉経によって妊娠の可能性は無くなり、妊娠を維持するために分泌される女性ホルモンの一つ・卵巣ホルモンは殆ど分泌されなくなります。
分泌されない状態で安定するためホルモンバランスが乱れることは無くなります。

30代から40代の女性に肝斑が多いのは、この時期に何かと女性ホルモンが乱れる要因が多い事が影響していると考えられます。
閉経してしまえば、視床下部がホルモンバランスの調整に混乱を起こすことも無くなって安定するため、肝斑が現れることも少なくなります。
また閉経するとホルモンバランスの乱れによる不快さも減るためストレスも低減し、精神的に安定した生活が送れるようになるでしょう。
ただし女性ホルモンは髪や骨を始め体に様々な恩恵を与える物でもあるので、骨粗鬆症や抜け毛、高脂血症を起こしやすくなるため注意が必要です。

30代から40代の女性に多く見られるシミの一種・肝斑は女性ホルモンのバランスの乱れが原因で発症すると考えられています。
ホルモンバランスの乱れは、ピルの服用や妊娠出産、更年期障害といったことがキッカケとなります。
ストレスがホルモンバランスの乱れを引き起こすこともあります。
予防のためにはピルを避けることやストレスを溜めず睡眠を充分にとることなどが必要です。
発症後一旦改善した後も再発の可能性があるため注意したいものです。

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