2018.04.01更新

肝斑に漢方薬が効くのは本当?

漢方薬の画像肝斑に効果がある漢方薬には、加味逍遥散、桂枝茯苓丸、温清飲などがあります。

加味逍遥散は、血行を促進し、ホルモンバランスの乱れによって生じる精神的不安やイライラなどを沈めてくれます。
加味逍遥散には、その他にも月経不順やのぼせ、更年期障害などの女性特有の症状にも効果があります。
加味逍遥散の漢方薬的考え方は、心火旺・肝胆火旺・清熱解毒で、上半身の余分な熱を取り全身に行き渡らせる治療法です。

桂枝茯苓丸は、「瘀血」を改善する代表的な漢方薬です。
瘀血とは、血が滞る状況のことを言い、血行障害を起こす症状を指します。
桂枝茯苓丸は、血行を良くし、熱のバランスを良くすることで、ホルモンバランスを整え、のぼせや冷え症を改善します。
また、桂枝茯苓丸は、ニキビやシミ、湿疹などの肌トラブルに昔から良く用いられている漢方薬です。

漢方薬の温清飲には、血の流れを改善しホルモンバランスを整えることにより、更年期障害や不眠、精神的不安感、イライラなどを改善する効果があります。
特に温清飲は、肌の乾燥予防にも効果があり、肌の乾燥予防が必要なアトピー性皮膚炎にも効果的です。
温清飲の漢方処方は、四物湯と黄連解毒湯の2つを組み合わせて作られています。
四物湯は身体を温める効果と肌の乾燥予防効果、黄連解毒湯は熱を冷ます作用があり、身体を過度に冷やすことなくのぼせを防ぐ治療法です。

このように、加味逍遥散、桂枝茯苓丸、温清飲ともにホルモンバランスの乱れから起こる女性特有の症状に効果があり、ホルモンバランスから起こる肝斑にも効果的といえます。
また、加味逍遥散、温清飲には、イライラなどを沈める効果もあるので、ストレスなどの精神的要因で起こる肝斑の改善に有効です。

治療が難しいとされる肝斑ですが、内服薬や外用薬などだけでなく漢方薬での治療方法も試してみる価値はあります。

漢方薬は、本来体質改善を目的とし症状を緩和する薬です。
漢方薬により血行を促進し身体の新陳代謝を活発にすることで、肌のターンオーバーも活性化され肝斑の改善につながります。

漢方薬に即効性はある?

漢方薬は、鍼やお灸などと並び東洋医学の代表的存在です。
慢性疾患に効果があるため、現在では一般の医療現場でも用いられることが多くなっています。
漢方薬は、植物の茎や花などの生薬を組み合わせ、体質改善を目的に処方される薬です。
これは、身体の中から改善することで治療を行うという考え方なので、即効性を期待することは難しいといえます。
ある程度の期間継続することによって、体質が改善され症状が緩和されるからです。

漢方薬を継続することにより体質が改善され、血行が促進されることで新陳代謝がよくなります。
体質が改善されホルモンバランスが整えば、精神的にも身体的にも安定した状態が保てます。
これにより慢性疾患などの改善効果が高まるのです。

肝斑に効果的だとされる加味逍遥散、桂枝茯苓丸、温清飲なども継続することにより、効果があがる漢方薬といえます。

加味逍遥散、桂枝茯苓丸、温清飲の効能効果である血行促進やホルモンバランスの調整などは、なかなかすぐに改善されるものではありません。
出来るだけ続けることで、結果が実感できるといえます。
肌の乾燥予防が必要なアトピー性皮膚炎に効果のある温清飲などは、継続することで症状を緩和し、肌の乾燥予防を続けることができます。

西洋医学のように症状をすぐ改善できるといった即効性は期待できませんが、体の中から体質改善することにより確実に症状を緩和してくれるのが漢方薬の良い所です。

加味逍遥散、桂枝茯苓丸、温清飲など肝斑の治療にも効果的な漢方薬を続けることで、心身ともに健康的で快適な日常を送ることができます。
日々のストレスで疲れ気味な方やシミが以前より多くなって肝斑かもと思う方は、一度漢方薬を試してみるのもおススメです。

おすすめ記事